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企業倫理/コンプライアンスの必要性 |
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企業不祥事は、水面上に出てきたあぶくのようなものです。いくらそのあぶくを突付いて消してみても、またいつあぶくが出てくるのかわかりません。あぶくを根絶しようと考えれば、あぶくが発生する土壌を掘り起こし改良する必要があるのです。これが企業不祥事と企業風土との関係です。 現在、多くの企業でコンプライアンス確立のための取り組みが行われています。そして、その取り組みは企業風土の改革にまでつながらなければならないということなのです。コンプライアンス確立のための取り組みは、企業の自浄作用、自助努力のあらわれでもあります。 つまり、企業不祥事の芽を自ら発見しその芽を摘むということです。企業風土の改革とは、その芽やあぶくが出てこない、あるいは出にくいような土壌にしようとすることです。 |
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職場風土や企業風土とは何でしょうか。 ひと言で言えば、職場や企業の文化的な環境のことです。文化とは、人の考え方や思考ともいえます。職場や企業における人の考え方や思考は、長い年月をかけて形成されてきたものでしょう。 したがって、これを明日からすぐに変えるなどということはあまりにも拙速だということです。腰を据えて取り組まなければならないのが企業風土改革だということになります。 |
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職場や企業における人の考え方や思考は、実際の行動となってあらわれます。 従業員一人ひとりの行動は日常業務の活動となってあらわれることになるのです。 そう考えると、風土とは一人ひとりの行動の集積という見方もできるのです。職場風土や企業風土は決して漠然とした概念ではありません。まさに、私たちの行動そのものの集まりが職場風土や企業風土を形成しているのです。 |
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